年長組に通う息子は、最近、夜中に何度も目を覚ますようになりました。
例えば日中に、運動会の練習があった日でも、とても疲れているはずなのに、何度も起きてしまいます。うなされたり、怖がったりということはないのですが、一か月ほど前からこのような様子なので、少し気になっています。起きてしまった時には、絵本を読み聞かせたり、話しかけたりするのですが、かえって目が覚めてしまうようです。どのように対応したらよいのでしょうか。
M:感受性の豊かなお子さんのようですね。
きっと、知的にも発達しているのでしょう。
T: 疲れているはずなのに、夜に目が覚めてしまうようです。
M:年長組の秋で、お子さんにとって充実発達期であり、楽しくも真剣に関わることのできる課題を抱えた日々なのでしょう。自身でも無意識のうちに、目標を持っている事で、神経が敏感になっているのでしょうね。
T: うなされたり、怖がったりすることはないようです。
M:それはよかったですね。子どもがうなされたり、怖がったりしていると、落ち着かせるのに、こちらが慌ててしまうことがありますから。
T: ここ一カ月くらい、そんな様子だそうですね。
M:9月くらいからでしょうか。
運動会を盛り上げていくために、園の先生も子ども達も、意識的に活動を始めますから、ちょうどその開始時期と重なっているようですね。
T: 夜に起きてしまった時、絵本を読み聞かせたり、話しかけたりすると、かえって目が覚めてしまうようです。
M:眠りは生理的な事ですから、あまり心配しなくても、必要なだけは眠るはずです。ただ、寝そびれてしまうと、生活のリズムがくるったり、ますます寝にくくなることはあります。夜驚症でないのでしたら、慌てずに、お母さまが添い寝したり、お子さんの背中をトントンしたりして、安心させてあげるのが良いと思います。
「まだ夜だから、お目めつぶって、お母さんといっしょに寝ましょうね」
「お目めつぶっていると、また楽しい朝が来ますよ」
というようなことを言って、原則起こさないように対応する事がよいでしょう。